2023年2月に屋久島で、ニホンザルを調査中の研究者が亡くなる事故が発生した。この事故のほかにも、これまで、野生霊長類の調査の最中に、死亡事故を含む重大な事故が複数起こっている。本会では、「野外調査の安全管理」タスクフォースを設置し、霊長類の野外調査を安全に行うためには、どのような取り組みが必要か、検討を始めている。検討すべき課題は多岐にわたるが、何にもまして重要なのは、調査を行う者ひとりひとりが、自分自身の命は、何ものにも代えがたい、絶対に失ってはならないものであることを、心に刻み込むことである。本集会では、屋久島での事故の関係者に、その思いを語っていただく。それを聞くことで、会員一人一人が安全第一の心構えを新たにし、二度とこのような事故が起こらないために、本会を挙げて全力で取り組むよう誓う契機とすることが、本集会の目的である。

霊長類の野外調査中の安全に関する特別集会

2024年7月13日(土)15:00 ~ 15:30

本会会員(大会に参加する非会員は対象としない)

「野外調査の安全管理」タスクフォース